引越しの手続きとはどのようなものがあるのでしょうか
引越しをするには、さまざまな理由があるでしょう。転勤や結婚、家族が増えたり、通勤経路が変わったりすると、もっと便利な家を探したくなるものです。 また、住んではみたもののあまり好きにはなれず、更新するくらいならもっといい家を探したいといった理由もあるでしょう。
そこで、引越しを考えるわけですが、引越しにはさまざまな手続きが必要です。おおまかに分けると、役所への届出、賃貸契約、引越し業者の手配ということになりますが、まずは区役所・市役所への届出について説明しましょう。
引越し前の転出届
まず、引越し前には転出届の手続きを行いますが、これは必ず先に引越し先の新しい住所が確定していることが前提となります。 引っ越すことは決まっているけど、まだどの物件にするか決めかねているという状態では、絶対に転出届は受理されません。
転勤以外の理由で引っ越す場合には、それほど焦って手続きする必要はないのですが、転勤の場合には限られた時間内に新居を決めて、早々に手続きをしなければならないので大変です。 転出の手順は、現在住んでいるの市区町村役場で手続きを行い、「転出証明書」を発行してもらい、引越し後、引越し先の市区町村役場で転入届の手続きをする時に、この転出証明書が必要になります。 また、引越し先が同一市区町村内の場合は、この転出届の手続きは必要なく、引越し後に「転居届」を提出する手続きとなります(転居届けの手続きは引越し後でなければ受け付けてもらえません)。 転出届は引越し先が決まればすぐにでも終わらせたい手続きですが、通常、「引越し日の1~2週間前」までに終わらせればよいでしょう。 引越し日当日でもかまわないわけですが、通常引越し日というのはドタバタしているものなので、厳しいと思われます。
また、どうしても間に合わなかった場合には、引越し終了後2週間以内に手続きを行えば良いという自治体が多いようです。